ニューラルネットワーク、自動運転・ADAS、
コンピュータビジョンに最適な テンシリカVision P6 DSP

テンシリカVision P6 DSPは2016年6月から先行顧客に販売開始し、同9月に一般リリースされた最新のDSPです。Vision P6 DSPは新しいインストラクション・セット、算術演算のスループット向上やその他の拡張により、従来のテンシリカVision P5 DSPと比較して、CNN(畳み込みニューラルネットワーク)アプリケーションの性能を大きく左右するMAC (積和演算) 性能を4倍向上しています。また、畳み込み、FIRフィルタ、行列乗算をはじめとする広範囲に渡るコンピュータビジョンの鍵となる機能に対して、改良された8ビットおよび16ビット演算を利用することにより、テンシリカVision P6 DSPのパフォーマンスは最大で4倍向上し、ニューラルネットワーク、自動運転・ADAS、コンピュータビジョン等のアプリケーション向けの理想的なDSPです。

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Visoin P6 DSPは業界最高クラスの性能を持っており、一般的な組み込み向けGPUの3~5倍の性能でCNNの代表的なアプリケーションであるAlexNetの推論を処理することができます。さらにIEEE754準拠の半精度浮動小数点(FP16)を含む32並列のSIMDベクター型浮動小数点ユニットをオプションで提供しており、既存の浮動小数点を使用したニューラルネットワークの設計資産を容易に使用できるようになります。 またVision P6 DSPと共に、整数、固定小数点、浮動小数点データ型の包括的なサポート、そして実績のある自動ベクトル化Cコンパイラを含む先進的なツールチェーンも提供しており、ソフトウェアの開発及び移植をさらに容易にします。

ニューラルネットワークは近年、クラウドとエッジの両方で様々なアプリケーションへの適用が急増していますが、ADASや自動運転はエッジ側での代表的な適用例の一つです。エッジ側でのニューラルネットワークの適用においては、リアルタイム性と低消費電力化が非常に重要となります。

ケイデンスではお客様のニューラルネットワーク(学習後モデル)を効率良くVision P6 DSPで実行するためのCNNソフトウェアフレームワークを用意しており、お客様のCNNアプリケーションの開発・移植を容易にすると共に、認識率や正答率を落とさずに演算量とメモリ消費量を削減してリアルタイム性と低消費電力化を実現することが可能です。さらにVision P6 DSPは、オン・ザ・フライでのデータ圧縮伸張を実装しており、高パフォーマンスが要求されるニューラルネットワークのFC(Fully Connected)レイヤに対して、要求されるメモリのフットプリントと帯域幅を大幅に削減することが可能です。


Vision P6 DSPは、すでに携帯電話向けアプリケーションプロセッサの大手ベンダー2社に採用され、また車載向け半導体の大手ベンダー1社に採用されています。Vision P6 DSPをはじめテンシリカのプロセッサとDSPはISO26262に準拠しており、お客様のシステムおよびSoCのASIL対応をサポートするためのSafety Kitを提供します。

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テンシリカ シニアAEマネージャ
松岡 祐介

5月30日(新横浜)、6月1日(名古屋)で開催する「オートモティブ電子システムデザイン・セミナー」にて、テンシリカVision P6 DSPについてご紹介しますので、是非、ご来場下さいますようお願いいたします。詳細決まり次第、ホームページでご案内します。

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