管理と拡張が容易なプラットフォーム:
- 異なる作業に対し、1台のワークステーションあたり最大140MG/時のコンパイル速度でデータベースをコンパイル
- できるだけ多くの作業の割り当て
- 優先順位に基づいた作業の実行
- プレシリコン、ポストシリコン両方のバグのデバッグ
エミュレーション用リソースのスマートな利用
Palladium Z1プラットフォームでエミュレーション用リソースを管理することで、時間と労力を節約できます。このプラットフォーム独自の仮想ターゲット再配置機能と高度なジョブ作成・配置により、ペイロードを実行時に利用可能なリソースに割り当てて再コンパイルを回避します。このプラットフォームでは、400万のゲート精度で2,304個の並列ジョブを実行でき、最大92億ゲートまで拡張できます。
Palladium XP II環境に比べて、この新しいプラットフォームではエミュレーションサイクル毎の電力消費を1/3以下に、電力密度を最大44%まで削減します。以下の要素により電力上のメリットが生じています。
- システム利用と並列ユーザー数が平均で2.5倍
- エミュレーションのスループットを最大5倍改善
- 1時間当たりのコンパイル時間が最大140MG
- デバッグ深度とアップロード速度の向上
ラックベースのブレード・アーキテクチャにより、Palladium XP IIプラットフォームに比べてフットプリントを92%削減し、ゲート密度を8倍に向上しました。Palladium Z1のプロセッサ・ベースのコンピューティング・エンジンは大規模並列処理を用いて設計されていて、競合製品に比べて4倍のユーザー精度を実現しています。
Palladium Z1プラットフォームは、コンパイル・フローの間、ソフトウェア開発、システム検証、ハードウェアの不具合に対して、Protium S1 FPGA-Based Prototyping Platformに適合します。