Key Benefits
- IaaSベンダーが提供するネイティブなセキュリティ技術をベースに構築
- CSA(Cloud Security Alliance)推奨の管理方法に準拠
- 常に稼動しているペネトレーション(脆弱性)テストによりセキュリティ状況の変化に追随
クラウドコンピューティングの導入以来、パブリッククラウドへの移行を検討している企業にとってセキュリティは大きな関心事になっています。クラウドの初期には、多くの企業は計算機環境を社内で管理することを選択し、それが設計の生産性にとって障害になっていました。現在では、パブリッククラウドは成熟し、多くの企業は重要な個人データ、社内データをSaaS(Software-as-a-Service)上のビジネスアプリケーションにホスティングしています。設計者たちは、EDAツールもクラウド上で使用することは理に適っていると理解し始めています。
企業は設計チームの需要に合わせて計算機環境を整備しますが、高度化するセキュリティ脅威の増加に追随していくことが難しくなっています。セキュリティ対策の絶え間ない変化に足並みを揃えるために必要なリソースを用意し、ノウハウを蓄積するのは大変な仕事です。多くの企業はこのようなノウハウを小規模なチームや限られたリソースを使って蓄積していますが、パブリッククラウドは計算機能力パワーとセキュリティについてスケールメリットによるコスト削減を可能にする機会を提供します。パブリッククラウドベンダーは、何年もかけてクラウドコンピューティングを実現し、その安全性を証明するためにリソースを使ってきました。彼らは、軍事施設に匹敵するデータセンターの物理的なセキュリティ対策の実践から、最新のセキュリティ脅威への先制攻撃専用の高度なサイバーセキュリティチームの構築まで、高度なセキュリティ手段をいくつも開発しています。

Cadence® Cloudポートフォリオは、パブリッククラウドベンダーのネイティブなセキュリティ技術をベースに、サードパーティー製のセキュリティアプリケーションの新しいレイヤー、業界のベストプラクティス、ペネトレーション(脆弱性)テストを加えることにより発展しています。Cadence Cloud-Hosted Design SolutionはCSA(Cloud Security Alliance)推奨の管理方法に準拠し、定期的に独立なペネトレーションテストを行い、セキュリティ状況の変化に対応しています。Cloud-Hosted Design Solutionは、FIPS 140-2 Level 2、ISO 27001/27012/27018、国防総省のセキュリティ要件、MLPS Level 3およびMTCSなどの厳しいセキュリティ証明書を取得した世界レベルのネイティブパブリッククラウドサービスも利用しています。Cloud-Hosted Design Solutionは、ネイティブパブリッククラウドセキュリティ、新しいアプリケーション、業界のベストプラクティス、ペネトレーションテスト技術を重層的に使うことで、従来のデータセンター以上のセキュリティを提供します。